カジノに恋して
国内では一切、ギャンブルしない私が新婚旅行で訪れたLVでカジノに恋してしまいました。 今では夫婦でのカジノ旅行が人生最大の楽しみに。いつかはカジノと相思相愛になる日を夢見て、日々の戯れ言を綴ります。
天国と地獄
さて、今回は私のブログを見た知り合いから
「カジノの話は、大勝・大敗なら、なおおもしろい」とのご意見をいただいたので、
素直にリクエストにお応えしようと思う。
もちろん、今回の主人公は夫のtagamanである。

彼はB型同士の両親から生まれた純血種の典型的なB型男だ。
tagamanの脳には右脳しかないのではないかと本気で心配するほど、
極めて感覚的な人だ。
とにかく、計画を立てるのが苦手で、計画通りに行動するのはもっと苦手。
感じたまま、思ったままに行動する自由人だ。
そんな人にギャンブルをさせるのだから、中庸など存在しない。
天国か地獄。2つにひとつだ。

で、いよいよ、話は本題へ。
それは去年、テニアンへ行ったときのことだった。
毎回、カジノから帰ってくると、tagamanは私に決まってこう言う。
「今度もまた、自分ばっかりお金使ったね。
 でも次はあけみんが、いっぱい使いなさい。
 じゃんじゃん、賭けなさい。儲けなさい」と。
そして、今回テニアンへ向かう飛行機の中でも
 「今回はリゾするから、カジノはあまりやらないつもり。
  その分、あけみんが頑張りなさい。じゃじゃん賭けなさい」
と、言うではないか。
そんなことはあるわけない、と心の中で軽く突っ込みを入れるものの、
もしかしたらもしかして?と、期待を胸に目的地のダイナスティホテル&カジノへと向かった。

が、ホテルに着くなり、tagamanはキャッシャーにデポジットに行くと言う。
私が、「少し休憩したら」と言っても、まったく聞く耳を持たない。
早くBJテーブルに座りたくて仕方がない、そんな顔だ。
止めても聞くような人ではないので、そのまま送りだすしかない。

荷物を整理して、シャワーを浴び身仕度を整えた頃には2時間ほどが経っていた。
慌ててカジノへ降りていくと、すでにtagamanは壊れていた。
と言っても、凹んでいるのではない。手持ちを3,000ドルほど増やしているのだ。
が、こういうパターンが一番怖い。目は完全にいっちゃっている。
もはや、リゾートのリの字もtagamanの頭にはないはずだ。

tagamanのプレイスタイルはベット額を極端に上げ下げする
「もしや、あなたはカウンター?」というような賭け方が特徴だ。
が、彼はカウンターではない。
私たち凡人には聞こえない神の声が彼には聞こえるらしい。
その声に従い、ビッグベットをすると、
なぜだか、ダブルやスプリットの手が度々入る。
スプリットすると、さらにダブル手という場合も少なくない。
調子の良いときは、それらのベットがことごとく決まるので
チップはどんどん増えていく。
結局、夕食までにプラス8,000ドル。本人はいたってご満悦だ。
当然、海には行っていない。いや、カジノから1歩も出ていないのだ。

で、館内にある日本料理店の嵯峨野で勝利の美酒を傾けながら、
「勝ったことだし、明日はのんびり、リゾでもする?」と聞いてみた。
すると、「勝ってるときは、さらに勝ちに行く。これ、ギャンブルの常識」とのたまった。
行きの飛行機とは別人のtagamanがそこにいた。
一体、どの口が言っているのか。
勝ち逃げにまさるものなし、と思ったが
反論すると余計、ムキになりそうだったので、軽く流した。
「へえ〜、頑張って」

結局、その日はほぼ貫徹でカジノにいたtagamanは
朝までにトータルでプラス13,000ドルと、大爆発していた。
本気モードのときのtagamanは大抵、一人のテーブルを好む。
そして椅子には座らず、立ったままでプレイする。
決して、お行儀は良くないが、その方がリズムに乗れるのだそうだ。
翌朝、私がカジノをのぞくと、100ドル台に仁王立ちしてブイブイいわせていた。
見ると2ハンドで、BS無視のオカルトチックなプレイをしている。
「次に来るカードが見える」と、かなり重症だ。相当いたい。

これは治療が必要と思い、無理矢理BJテーブルから引き離し、
二人で遅めの朝食をいただいた。
今が止め時かなとも思ったが、出発まではまだまだ時間がある。
サウナに行ってマッサージをしてもらい、さっぱりしたところで
戦闘再開。
一人でプレイしたいtagamanは100ドル台を開けてくれとピットボスにお願いして
わざわざクローズしているテーブルを開けてもらった。
が、このときtagamanは運までキレイにサウナで洗い流してきたようだ。

さっきと同じように2ハンドではじめたものの、
さっぱりいい手がこない。
ダブルダウンではAが来たりと、何をやっても勝てない。
チップはみるみる減っていき、途中1ハンドに戻すも効果はない。
逆にディーラーにことごとくブラックジャックが入ってしまう。
まさに、これが大数の法則のおそろしいところだ。
大きく寄せた波は引くのも早い。
別のテーブルでBJをしていた私もtagamanが気になってプレイどころではない。
シャッフルの度に様子を伺いに行くが、調子は一向に上向かないようだ。
結局、そのテーブルで10,000近く溶かしてしまった。
ギャンブルは本当に止め時が難しい。

その後、意気消沈したtagamanは少し、冷静さを取り戻し、
レッドチップで流しモードで遊ぼうと、5ドル台へ移動しようとした。
すると、ピットボスから
「このテーブルはMAXが200までだけど、それでもいいのか」と念押しされた。
さっき、100ドル台を開けろと言ったプレイヤーが
まさかレッドチップで遊ぶとは思わなかったのだろう。
tagamanは申し訳なさそうに、「オーケー、オーケー」と言いながら
100ドルをバイインして、今度はBS通りのノーマルプレイでちょっぴり増やしていた。
【2005/03/30 20:51】 | カジノ | トラックバック(0) | コメント(4) |
駅前留学
実は私とtagamanは現在、英会話を習っている。
週1回、駅前留学をしているのだ。
特に去年の前半は趣味は「英会話」と答えたくなるほどはまった。
車の中でも英会話のCDを聞き、予習復習も欠かさないほど熱中していた。

が、ここ数ヶ月、英会話熱はぐんぐんトーンダウンしている。
仕事が忙しく、なかなかレッスンに行けないということも
トーンダウンの大きな要因のひとつだが、
それ以上に熱しやすく冷めやすい私の性格が災いしている。

そこで、今回は英会話を習おうと決心したあの頃の情熱を取り戻そうと、
「私が英会話をはじめた理由」について書こうと思う。

英会話のきっかけは、やはりカジノだった。

一昨年、私とtagamanは互いの両親を伴って
夏休みをラスベガスで過ごしていた。
もちろん、目的はカジノだ。
しかし、テーブルゲームをするのはこの時が2回めという
カジノ初心者の二人は、BJでひどく緊張していた。

しかし、それはBJのルールがわからないからでも
勝ち負けに対するドキドキ感からくる緊張でもなかった。
ディーラーや同席したプレイヤーに「英語」で話しかけられることへの恐怖感からくる緊張だ。
理由はいたって簡単。話し掛けられても英語が聞き取れないからだ。

大抵の場合は、笑顔でやり過ごすしていれば、
相手にもこちらの事情がわかるらしく、やがて話し掛けられなくなる。
それはそれで寂しいことだが、英語がわからないのだから仕方ない。

以前、ブログにも書いたように、本来はみんなと会話を楽しみながら
ゲームを楽しむというのが私の理想とするカジノの楽しみ方だが
当時の私には到底、会話を楽しむ余裕も英語力もなかった。

で、事件はそんなある日、私たちの定宿であるバリーズの10ドル台で起こった。

最初、テーブルには私とtagamanの二人しか座っていなかった。
いつものように緊張気味の二人は、
「ディーラーに話し掛けられませんように」と心のどこかでずっと念じていた。
が、ついにディーラーは私たちに向かって何かをしゃべりはじめた。
テーブルゲームでの会話のほとんどは「どこから来たのか」という質問からはじまる。
そのことは、それまでの数少ない体験からわかっていたので、
かろうじて聞き取れた「from」という単語から、大体の見当をつけて
「Japana」と単語で返した。
すると、「遠くから、よく来たな」みたいな感じで、ディーラーはさらに話を続けた。
なんとか、会話は通じているようだ。

そこへ、見た目は日本人にしか見えない若い女性がやって来て私の右隣に座った。
ディーラーはカードを配りながら、その若い女性にも陽気に話し掛けた。
すると彼女は流暢な英語で答え、二人の会話は大いに盛り上がった。
どうやら、彼女は日本人ではないらしい。
やがてディーラーは会話の矛先をまた私に向けてきた。

しかし、今度は彼女との会話と同じ調子でしゃべるものだから、
単語のひとかけらさえも聞き取れないくらいの早口だ。
これでは会話の内容を予想すらできない。完全にお手上げだ。
仕方がないので、「英語はよくわからないのよ」と私が英語で言おうとした瞬間に
隣の彼女が「日本人は英語がわからないから、何を言っても無駄よ」
「英語もしゃべれないのに、よく海外に来る気になるものだわ」みたいなことを言って、
鼻で笑った。(ように見えた)
英語はわからなくても、相手が悪口を言っているのか、好意的な話をしているのかは、
会話の雰囲気を見れば、誰にだってわかるものだ。
そのときの私は英語が話せない日本人として、完全にバカにされていた。
何か言い返したくても英語が言えないもどかしさで怒りは2割増しだ。
そのまま席を立つのも悔しいので、結局、シューの最後までそのテーブルに残ったのだが、
居心地の悪さといったらなかった。

このとき、私の中の負けず嫌い魂にメラメラと火がついた。
絶対に英語をしゃべれるようになってやる!と思い、
帰国後、すぐに英会話スクールに入会したのだ。我ながら単純な性格である。

そして現在、レッスンはさぼり気味で、なかなか英語は上達しないけれど、
まったくしゃべれなかった1年前と比べて、
確実にカジノでのテーブルゲームが楽しくなったのは事実だ。
もちろん、カジノで遊ぶのに英語なんて必要ないという人もいるだろ。
でも、テーブルゲームではディーラーがミスをすることも少なくなく、
自分の権利をきちんと主張するためにも英語は知っていて損はない気がする。
【2005/03/29 16:31】 | カジノ | トラックバック(0) | コメント(0) |
BJのベーシックストラテジー
私がはじめてカジノに足を踏み入れたのは
今から20年ほど前だ。
当時、大学生だった私は友だちと二人で
LA、LVをめぐるアメリカ西海岸のツアー旅行を楽しんだ。

このときの宿泊はフラミンゴホテルで、レビューショーを楽しんだ後、
スロットで10ドルほどを費やすなど、カジノ気分を味わうこともできた。

が、このときの私はラスベガスでは21歳未満はカジノでゲームを楽しむどころか
カジノエリアに立ち入ることさえもできないことを露ほども知らなかった。
当時20歳だった私たちは、あのとき仮にJPの大当たりを出していたとしても
チップはすべて没収され、幸せの絶頂から不幸の奈落へと落とされていたことになる。

これと同じように、カジノに通いはじめた頃は
無知なばかりに今から思うと恥ずかしくなるようなことをいろいろとしていた。
そのひとつがBJのベーシックストラテジー(BS)だ。

BSとは、自分の手札とディーラーのオープンカードから
期待値を最大にするために確率的に割り出されたBJの必勝戦略法だ。
が、私たちはこのBSをまったく知らぬままBJデビューをした。

まず絵札2枚は平気でスプリットを行い、
バーストするのを極端に嫌がる私は気分次第でハード13などでも平気でステイしていた。
もちろん、ソフト17は自信をもってステイだ。
しかも、一番ゆっくり考えられるからとサードベースに好んで座っていたのだから、
一緒にテーブルを囲んでいた人にとっては迷惑この上なかったことだろう。

その後、ネットであれこれ調べるうちに
BSの存在を知り、どんなに愚かなプレイを続けていたかを知ることとなる。
なので、私はBS無視のBJプレイヤーにはいたって寛大である。
誰だってカジノですすんで負けようと思っている人はいない。
みんな悪気があるわけではなく、ただ知らないだけなのだ。
そう、かつての私たちと同じように、だ。

昨年のGWでも私たちが座ったバリーズの50ドル台で
初老の紳士がBS無視の無茶苦茶なプレイをしていた。
聞けば、さっきまで100ドルテーブルで遊んでいたのだが、
1時間ほどで7,000ドルを溶かしたという。
いつもはべラッジオで遊んでいるのだが、
どうしても勝てないので、ここまで遠征してきたそうだ。
明日にはニューヨークで開かれる学会のためにラスベガスを発つという紳士は、
もうこれでカジノも卒業だとも言っていた。
こんなに負けるということは、自分には博才がないのだと言うのだ。
いや、それは違う。博才云々と言う前にまずはBSを知らなければ、BJでは勝てない。

もちろん、BSを知っているからといって常勝できるわけではない。
しかし、期待値が大幅に上がることは間違いない。
その紳士と仲良くなったtagamanはどうしても彼に初勝利をプレゼントしたくなった。
そこで私はtagamanに言われるままにパリスの売店でストラテジーカードを買ってきて
その紳士に渡してあげた。

数時間後、その紳士はグリーンチップの山を積み上げていた。
そして、私とtagamanに
「BSを教えてくれてありがとう。BJの本当の楽しさを今回はじめて知った」と
丁寧にお礼を言った。
が、そこまでなら、ちょっといい話ということで終われたのだが、
その紳士はさらに続けた。
「いや〜、あんまり楽しくて明日の学会はやめて、もう1泊することにしました」
と、言うではないか。
学会は息子に任せて、自分はBJを究めるというのだ。

私たちはもうひとつ、その紳士に教えてあげるべきだった。
カジノでは長くプレイすればするほど、カジノ側にどんどん有利になっていくことを。
【2005/03/27 08:25】 | カジノ | トラックバック(0) | コメント(4) |
男前の美人プレイヤー
私はどちかというと、黙々とチップを積み上げていく
勝負重視のタイプではなく、
一緒にテーブルを囲んだ人と会話を楽しみながら
ワイワイと盛り上がりたいタイプだ。
盛り上がりすぎて仁川などでは、たびたび注意を受けたりもするが、
これが私のプレイスタイルなので仕方ない。

よって、私のカジノでの楽しみのひとつに
さまざまな人との出会いがある。
もちろん、大抵はその場限りの付き合いで
後々まで親交を深めるということはないのだが、
だからこそ、そのたった一度きりの出会いを大切にしたいと思っている。

テニアンなどでは日本人が敬遠しがちな
チャイニーズが集まるBJテーブルにもすすんで座り、
日中間の親睦に努めたりする。

私たち夫婦が本格的にカジノに行きはじめたのはここ1年だが、
その間にも愛すべき多くの人との出会いがあった。
なかでも特に印象的だったのはテニアンで出会った、あるご夫婦だ。

たまたま隣のテーブルでBJをしていた私は自分の目を疑った。
なんと、ディーラーのチップボックスが空っぽになっており、
そのBJテーブルに座っているスタイル抜群の美人が
自分の前にずらりと積み上げたチップをわしづかみにして
ルイヴィトンのバックにジャラジャラと入れているのだ。
ざっと見ただけで2万ドルはあるだろうか。

テニアンの場合、MAXはそれほど高くないので、
おそらく、かなりの連勝をしなければ、チップボックスを空にはできないはすだ。
すごい女性もいるものだと、そのときはただ感心するしかなかった。

で、その後、その女性とテーブルをご一緒する機会があり、
いろいろと話をすることができた。
日本語がペラペラなので日本人だとばかり思っていたが、
実は彼女は韓国人で、日本人でバカラプレイヤーのだんな様と二人で来られているとのこと。
BJはだんな様直伝で、バカラと同じで気合で絵札を引くのだと言う。

その言葉通り、彼女のBJはとにかく威勢がいい。
「ピクチャー」と叫びながら、テーブルをバンバン叩く。
しかも、その叩き方が半端ではない。
かなりの力で思いっきり叩くので、そのたびにテーブルからは埃が舞い上がり、
ディーラーが咳き込むシーンを何度となく見た。
もちろん、勝ったときは「ヨッシャー」と力強くガッツポーズ。
それをカジノ好きのおやじがするのなら理解もできるが
スタイル抜群の美人がするのだから、そのギャップは筆舌しがたいものがある。
そして、勝機と見ると、大胆にベット額を増やし、運をさらにぐっと引き寄せる。
見た目は女性でも賭け方は、完全に男そのもの。
しかも、かなり男前な賭け方だ。

それまでの私たちはレッドチップ専門の超ローローラーだったが、
このときの彼女のプレイに大いに刺激を受けて
ベット額が大幅にアップした。
特にtagamanはそのおかげで人生最大の勝ちを記録し、
すっかり、調子に乗ってしまった。
が、その後に行ったラスベガスでこれまた人生最大の負けを記録するのだから、
この出会いが二人にとって良かったのか、悪かったのかは定かでない。
【2005/03/26 23:59】 | カジノ | トラックバック(0) | コメント(2) |
マカオでバカラ4
ついにマカオ最終日。
この日のフライトは15時なので、当初の計画では10時のフェリーで
直接、香港国際空港へと入る予定だった。
が、2日め終了時点での負債は二人で47,000香港ドル。
予算を大きくオーバーする手痛い負けだ。

実は前日、tagamanのギャラクシーでの散財が響き、
サンズに移動する前に、すでにバンクロールのほとんどを溶かしていた。
「マカオでバカラ」を堪能する前にだ。
仕方がないので、追加で30,000香港ドルほどを両替してのぞんだサンズで、
酔拳モードのtagamanが例のバンヅラ天国に乗り遅れ、
さらに傷口を広げてくれた。
考えてみれば、最初の予算よりも多い資金を追加しているわけで、
典型的な負けパターンだ。

私としては今回の負けは、きちんと資金コントロールができなかった
自分たちの気持ちの弱さが原因と割り切り、甘んじて負けを受容するつもりだった。
当然、最終日にカジノへ行くつもりもなかった。

が、tagamanは違っていた。
フェリーに乗るのを1時間遅らせ、残りの香港ドルで勝負すると言い出した。
前夜の失態がかなり悔しいらしい。
その日いちばんホットなバカラテーブルをあっさり捨て、
BJ卓でディーラーの女の子にからみながら、サクサク、お金を溶かしていたのだ。
本来ならあっさり却下するところだが、表情からは並々ならぬ決意が伺えたので、
今回ばかりは夫唱婦随ということで黙ってtagamanに従った。
時計はすでに9時をまわっていたので、ギリギリまで勝負ができるようにと、
チェックアウトを済ませ、スーツケースを押してサンズまで二人で歩いた。
tagamanはマンダリンで勝負したいと言ったが、
昨日のようなツラを経験してしまうと、サンズ以外には行きたくなかった。

チェックアウトの際に前日、神がかり的なパンヅラで
多くの人々を天国へと導いた某氏と偶然にもフロントで出会う。
心なしか後光が差しているようにも見え、思わず柏手を打ちたくなる。
某氏を介してtagamanにもツラの神様が降りてきたような錯覚に陥り、
なんだか、勝てる気がしてきた。

10時過ぎにはカジノを出たかったので、私たちに残された時間はわずか30分。
ゲームの回転率をあげるため、できるだけ少人数のバカラテーブルを探す。
ちょうど残り10ゲーム程度のテーブルでチャイニーズの二人組が1ハンド賭けしている台があり、
ここを最後の勝負場所と決める。ミニマムは300香港ドルで2万をチップに換えてスタート。

初手は素直にチャイニーズと同じプレイヤーにミニマムベット。
1,000ベットのチャイニーズが見事、ナチュラル8を出してくれて
幸先の良いスタートとなる。
罫線をじっくり見ている時間などないので、ツラが切れるまで置き張りする作戦に。
すると、tagamanに本当に神が舞い降り、
ここから怒濤のプレイヤーヅラ15目が炸裂する。
もちろん、タイはきちんとはさみました。
ツラが5回続いた時点からベット額も5,000まで倍々ゲームで積み重ねていき、
最後は5,000を4回、10,000を3回の置き張り。

しかもすべてナチュラルなものだから、勝負がめちゃくちゃ早く、
負け分を一気に取り戻すことができた。

勝因は一緒にプレーしたチャイニーズが絶対逆張りしない友好的な二人だったこと。
予想が私たちと違っていると、チップを下げて静かに「見」をしてくれるし、
こちらのビッグベットが当たれば、一緒になって喜んでくれるジェントルマン。
tagamanも気持ちよく、絞れたはずだ。

気分的には大勝モードだが、実際はプチ勝利。
でも、これでGWのラスベガスは思いきり楽しめそう。
ついでに、おいしい料理とツラのご馳走ですっかりマカオに魅了された私は
GWの後半に香港行きのエアーを予約してしまった。
ラスベガス〜関空〜香港という強行スケジュールだ。
ああ、早くGWが来ないかなぁ。
【2005/03/24 03:05】 | カジノ | トラックバック(0) | コメント(9) |
マカオでバカラ3
私たちが座ったのは、ミニマム300香港ドルのバカラテーブル。
もちろんスクイーズ台だ。
USドルで言うなら、ほぼグリーンチップ2枚で絞れる計算。
バカラをしたことのある人ならわかるはずだが、
グリーンチップ2枚はローローラーの私にはかなりうれしいミニマム。
フィリピンなどではもっと安く絞れるらしいが
私がはじめてバカラを体験した仁川は
この約2倍の100,000ウォン以上でなければ絞れない。
しかも、100,000ウォンでは最初に配られる2枚のカードのうち、
1枚はディーラーがオープンしてしまうので、絞る醍醐味は半減してしまう。

バカラはいわゆる丁半博打。
バンカーとプレイヤーのどちらが、より9に近い数字になるかを賭ける
きわめて単純なゲームだ。
単純なものほど奥が深いとは言うけれど、
私が感じるバカラの楽しさは、スクイーズにその大半がある。

多くのバカラプレイヤーは絞ることで
カードを意のままに変えることができると信じている。
そこでプレイヤーは思い思いのスタイルで自分に有利なカードを呼び込もうとする。
同じサイドに張ったプレイヤーが一丸となって
テンガー、チョイヤーと叫んだり、息を吹きかけたりする様は
まさに「いとおかし」の世界だ。
もちろん、思い通りの数字が出たときの爽快感は
BJでブラックジャックを出した時の比ではないと個人的には思っている。

前置きが長くなったが、意気揚揚と座ったバカラテーブルで
私の意識はおそらく「絞りたい」という衝動一点に集中していたと思う。
でも、絞れるのはバンカー、プレイヤーともに一番多くベットしたプレイヤーだけだ。
気がつけば、絞りたいだけの衝動で1,000香港ドルなどを平気で賭けている。
ツラでもくれば、これもよい方向に働くのだろうが、
そのときの罫線は初心者の私にはまったく予想がつかない動きをしていた。
身の丈以上のベット額ではパンクするのも早い。
2時間ほどで二人で17,000香港ドルを溶かしてしまう。
これはかなりやばい状況だ。
が、ちょうどこのとき夕食のお誘いをいただき、とりあえず、一息入れることができた。
あのまま続けていたら、きっとバカラになっていただろうし、
その後のミラクルにも出会うことはなかっただろう。

そのミラクルとは、私がはじめて経験する怒涛のバンヅラだった。
マカオの人たちはとにかくツラが大好きで
ツラが出ているテーブルにはすぐに二重三重の人垣ができる。
そんなテーブルでは四方八方からベットする手が伸びてきて、
あっという間にテーブルにはチップの山がいくつも連なる。
それは、ハイアットリージェンシーのフラミンゴで素敵なディナーを楽しんだ後、
オフ会メンバーと一緒に座った最初のテーブルでの出来事だった。
ほぼバンカーに置き張り状態で、どんどんチップが増えていく。
その間、一貫してドライバーはオフ会メンバーの某氏。
その豪腕ドライバーはギャラリーを惹きつける絶妙の絞りで
バンカーをおもしろいように重ねていく。
確実にその日、いちばんホットなテーブルだった。

おいしい天国モードに遭遇し、7,000香港ドルのプラスでテーブルを離れる。
ツラに乗ったはずなのに思ったほど増えていないのは、
肝心なときにビッグベットができない私の性格が災いしている。情けない。
で、二人のトータルは2日め終了時点でマイナス47,000。

えっ?計算が合わないって?そう、tagamanがまたまた暴走しちゃいました。

マカオ3日めに続く・・・
【2005/03/23 02:44】 | カジノ | トラックバック(0) | コメント(2) |
マカオでバカラ2
いよいよ、マカオ滞在2日めのスタート。

いつもはカジカジモードの二人だが、
今回は少し違う。
オフ会のサブイベントとして予定されていた
飲茶の朝食会に夫婦で参加する。
tagamanはカジノ旅行でこんなに早起きしたことがなく、
多少、不機嫌だったが
お店についてすぐに上機嫌となる。
とにかく、何を食べても激旨なのだ。

お店はリスボアというカジノのすぐ近くにある
マカオの地元民で賑わう飲茶店。
なかでもキノコが入った餃子と鶏のおかゆは感涙もの。
みんな無言でひたすら食べまくった。
料金も信じられない値段。もちろん、激安だ。

食欲が満たされたところで、いよいよ戦闘モード。
まずは近くのリスボアに行ってみる。

が、ここはまさにマカオの鉄火場。
朝だというのに、どのテーブルもお客でごったがえし、
熱気がムンムン。
しかも、館内がまるで迷路のようになっているので、
同行者とはぐれると、探すのに苦労しそうだ。

なかなか空いた席が見つからず、
仕方がないので、ルール最悪と知りながら
BJテーブルに座って、2日めの勝負スタート。

ところが、まるっきりいいところナシ。
ブラックジャックはおろか絵札2枚さえも揃わない。
しばらく粘ったが、1,000香港ドルを溶かしたところで
勝てる気がせず、tagamanのテーブルをのぞいてみる。

こちらも一進一退。とりあえず、様子見ということで
ミニマムベットで軽く遊んでいるらしい。
ちまちま遊んでいてもらちがあかないので
別のカジノに行こうと提案すると、
「じゃあ、ラスト」といって、残りチップの1,000香港ドルをすべてベット。
すると、見事ブラックジャックとなり、
とりあえず、二人合わせてプラス500香港ドルでリスボアを後にする。

タクシーに乗ってマンダリンの向かいにあるギャラクシーに移動。
なかなか高級感のあるカジノだ。
一通り見て回るも、バカラ台には見るからにお金持ちそうな
おばさま&おじさましかおらず、少々気後れする二人。
そこで一攫千金を夢見て、カリビアンスタッドポーカーに挑戦。
5,000香港ドルをチップに換えてスタート。

すると、2ペアや3カードが度々入り、
みるみるチップが増えていく。
カリビアンでこんなに勝ったことがないのでうれしくなり、
「マカオでバカラ」という目的を一瞬忘れそうになる。
が、当然、大きく寄せた波は引くのも早い。
半分ほど溶かしきったところで一旦終了。
tagamanは途中、何度か私のところにおかわりをしに来ていたので
まったく良いところがなかったようだ。

ここで再び、オフ会メンバーと合流し、
しばらくカリビアンでまったりした後、サンズへ。
ここは完全なラスベガス形式のカジノで
ディーラーもとても愛想が良い。
勝ってもチップをせがまれることもないし、
BJのルールもラスベガスのストリップにあるカジノとほとんど同じだ。
コンプシステムもあるらしい。

が、ラスベガスと大きく異なる点は
テーブルゲームのうち、圧倒的にバカラが占める割合が高いことだ。
サンズマカオの収益の88%はバカラテーブルからのもだと聞いたことがある。
それほど、すごい。

誰も座っていないテーブルを見つけてオフ会メンバーで座る。
空いている席にチャイニーズ数名も加わり、
いよいよ、「マカオでバカラ」の本格スタートだ。

2日め後半に続く・・・


【2005/03/22 20:25】 | カジノ | トラックバック(2) | コメント(0) |
マカオでバカラ
いちばん最近、行ったカジノはマカオだ。
マカオは15年ほど前に、当時勤めていた会社の社員旅行で一度だけ行ったことがある。
現地では社員一人ひとりに3万円のお小遣いも配られるなど、
かなり、パブリーな旅行だった。
が、香港・マカオとめぐるその旅の印象は極めて薄い。
私にとっては、もう一度、訪れたいと思える場所ではなかった。

ところが、今回は某板のオフ会参加ということで、
15年ぶりのマカオ再訪を決めた。

エアーはJALの特典航空券を使い、ほぼ無料。
ホテルは現地旅行社からネットで予約したので、
マンダリンオリエンタルがほぼ半額で取れた。
とってもチープな旅である。

というのも、GWにラスベガス旅行を計画しており、
しかも私とtagaman(夫)の母2人も同行予定。
ラスベガスでかなりの出費が予想されるので、
今回のマカオはできるだけ出費を抑えたかったからだ。
よって、カジノ資金は一人20万円程度と決定。
絶対、負けては帰れない。
ここで負けるとGWのラスベガスが非常にさみしい旅となる。

3月5日、香港経由でマカオに入ったのが夕方。
その後、オフ会に参加し、中国側で涙が出るほどおいしい中国料理をいただき、
マカオに帰ってきたのが深夜になってから。
そして、いよいよマカオでの勝負がはじまる。

最初の勝負に選んだのは宿泊ホテルのマンダリンにあるカジノ。
出発前にマカオのBJはルールが最悪と聞いていたので、
普段はBJプレイヤーの二人だが、今回はバカラで勝負と決めていた。

が、バカラは私もtagamanも今年1月に行った仁川で一度経験しただけのまったくの初心者。
私は用心深く、見を入れながら、じっくり構えるも
ビッグベット大好きのtagamanは早い勝負に出て、あっさりとバンクロールの半分を溶かす。
あんまりかわいそうなので、1,000香港ドルだけ寄付してあげる。
が、何を血迷ったのか、tagamanはBJ卓に座り、これまたあっさりと溶かしてしまった。
いつもなら、負け分を取り返そうと、さらに傷口を広げるtagamanだが、
今回はちゃんと自分をセーブし、そそくさとホテルの部屋に帰っていった。
かなりの進歩だ。

一方、私の方はビー玉を平らにしたような変なマンダリンのチップになじめず、
マイナス3,000香港ドルになったところで、一旦ブレイク。
すでに時計は深夜の4時近くになっていたので、
そのまま部屋に帰り、シャワーを浴びて就寝。

マンダリンのホテル自体はシックな造りで落ち着け、
宿泊するには二重丸なのだが、
カジノはどうも好きになれない。
バカラではベットするまでの制限時間まで決まっており、
時間がくると「チ〜ン」とベルまで鳴らされる。
じっくり罫線を見る時間もないので、
初心者の私は常にどぎまぎし通しだ。

結局、初日は二人でマイナス14,000香港ドル。
ちょっと心配な滑り出し。

2日めに続く・・・

【2005/03/22 12:19】 | カジノ | トラックバック(0) | コメント(0) |
はじめの1歩
はじめてのブログ。はじめての日記。
はじめてのmyホームページ。なんだかドキドキ。
でも、単純にうれしい。
少しずつ、いろんなことできたらいいな。

まずは、これまでのカジノ旅行記を
まとめることからはじめてみよう。

焦らず、ゆっくり、自分のリズムで。
【2005/03/18 16:54】 | 独り言 | トラックバック(0) | コメント(5) |
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  • Author:あけみん
  • 結婚後も、主婦らしいことは何もせず、仕事優先の毎日に少々お疲れ気味の私。気分転換は夫のtagamanと行くカジノ旅行。理想は月に1回の国外脱出です。

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