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天国と地獄

さて、今回は私のブログを見た知り合いから
「カジノの話は、大勝・大敗なら、なおおもしろい」とのご意見をいただいたので、
素直にリクエストにお応えしようと思う。
もちろん、今回の主人公は夫のtagamanである。

彼はB型同士の両親から生まれた純血種の典型的なB型男だ。
tagamanの脳には右脳しかないのではないかと本気で心配するほど、
極めて感覚的な人だ。
とにかく、計画を立てるのが苦手で、計画通りに行動するのはもっと苦手。
感じたまま、思ったままに行動する自由人だ。
そんな人にギャンブルをさせるのだから、中庸など存在しない。
天国か地獄。2つにひとつだ。

で、いよいよ、話は本題へ。
それは去年、テニアンへ行ったときのことだった。
毎回、カジノから帰ってくると、tagamanは私に決まってこう言う。
「今度もまた、自分ばっかりお金使ったね。
 でも次はあけみんが、いっぱい使いなさい。
 じゃんじゃん、賭けなさい。儲けなさい」と。
そして、今回テニアンへ向かう飛行機の中でも
 「今回はリゾするから、カジノはあまりやらないつもり。
  その分、あけみんが頑張りなさい。じゃじゃん賭けなさい」
と、言うではないか。
そんなことはあるわけない、と心の中で軽く突っ込みを入れるものの、
もしかしたらもしかして?と、期待を胸に目的地のダイナスティホテル&カジノへと向かった。

が、ホテルに着くなり、tagamanはキャッシャーにデポジットに行くと言う。
私が、「少し休憩したら」と言っても、まったく聞く耳を持たない。
早くBJテーブルに座りたくて仕方がない、そんな顔だ。
止めても聞くような人ではないので、そのまま送りだすしかない。

荷物を整理して、シャワーを浴び身仕度を整えた頃には2時間ほどが経っていた。
慌ててカジノへ降りていくと、すでにtagamanは壊れていた。
と言っても、凹んでいるのではない。手持ちを3,000ドルほど増やしているのだ。
が、こういうパターンが一番怖い。目は完全にいっちゃっている。
もはや、リゾートのリの字もtagamanの頭にはないはずだ。

tagamanのプレイスタイルはベット額を極端に上げ下げする
「もしや、あなたはカウンター?」というような賭け方が特徴だ。
が、彼はカウンターではない。
私たち凡人には聞こえない神の声が彼には聞こえるらしい。
その声に従い、ビッグベットをすると、
なぜだか、ダブルやスプリットの手が度々入る。
スプリットすると、さらにダブル手という場合も少なくない。
調子の良いときは、それらのベットがことごとく決まるので
チップはどんどん増えていく。
結局、夕食までにプラス8,000ドル。本人はいたってご満悦だ。
当然、海には行っていない。いや、カジノから1歩も出ていないのだ。

で、館内にある日本料理店の嵯峨野で勝利の美酒を傾けながら、
「勝ったことだし、明日はのんびり、リゾでもする?」と聞いてみた。
すると、「勝ってるときは、さらに勝ちに行く。これ、ギャンブルの常識」とのたまった。
行きの飛行機とは別人のtagamanがそこにいた。
一体、どの口が言っているのか。
勝ち逃げにまさるものなし、と思ったが
反論すると余計、ムキになりそうだったので、軽く流した。
「へえ~、頑張って」

結局、その日はほぼ貫徹でカジノにいたtagamanは
朝までにトータルでプラス13,000ドルと、大爆発していた。
本気モードのときのtagamanは大抵、一人のテーブルを好む。
そして椅子には座らず、立ったままでプレイする。
決して、お行儀は良くないが、その方がリズムに乗れるのだそうだ。
翌朝、私がカジノをのぞくと、100ドル台に仁王立ちしてブイブイいわせていた。
見ると2ハンドで、BS無視のオカルトチックなプレイをしている。
「次に来るカードが見える」と、かなり重症だ。相当いたい。

これは治療が必要と思い、無理矢理BJテーブルから引き離し、
二人で遅めの朝食をいただいた。
今が止め時かなとも思ったが、出発まではまだまだ時間がある。
サウナに行ってマッサージをしてもらい、さっぱりしたところで
戦闘再開。
一人でプレイしたいtagamanは100ドル台を開けてくれとピットボスにお願いして
わざわざクローズしているテーブルを開けてもらった。
が、このときtagamanは運までキレイにサウナで洗い流してきたようだ。

さっきと同じように2ハンドではじめたものの、
さっぱりいい手がこない。
ダブルダウンではAが来たりと、何をやっても勝てない。
チップはみるみる減っていき、途中1ハンドに戻すも効果はない。
逆にディーラーにことごとくブラックジャックが入ってしまう。
まさに、これが大数の法則のおそろしいところだ。
大きく寄せた波は引くのも早い。
別のテーブルでBJをしていた私もtagamanが気になってプレイどころではない。
シャッフルの度に様子を伺いに行くが、調子は一向に上向かないようだ。
結局、そのテーブルで10,000近く溶かしてしまった。
ギャンブルは本当に止め時が難しい。

その後、意気消沈したtagamanは少し、冷静さを取り戻し、
レッドチップで流しモードで遊ぼうと、5ドル台へ移動しようとした。
すると、ピットボスから
「このテーブルはMAXが200までだけど、それでもいいのか」と念押しされた。
さっき、100ドル台を開けろと言ったプレイヤーが
まさかレッドチップで遊ぶとは思わなかったのだろう。
tagamanは申し訳なさそうに、「オーケー、オーケー」と言いながら
100ドルをバイインして、今度はBS通りのノーマルプレイでちょっぴり増やしていた。
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プロフィール

あけみん

  • Author:あけみん
  • 結婚後も、主婦らしいことは何もせず、仕事優先の毎日に少々お疲れ気味の私。気分転換は夫のtagamanと行くカジノ旅行。理想は月に1回の国外脱出です。

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