カジノに恋して
国内では一切、ギャンブルしない私が新婚旅行で訪れたLVでカジノに恋してしまいました。 今では夫婦でのカジノ旅行が人生最大の楽しみに。いつかはカジノと相思相愛になる日を夢見て、日々の戯れ言を綴ります。
戻らないジャケット
一昨日のブログを読み返してみて
なんだか、説教臭いなと心ひそかに反省中の私。
ものすごく独りよがりな感じがして、なんだか嫌味な文章だ。
いっそ、削除してしまいたいところだが、
コメントもついちゃってることだし、
今後の戒めの意味も含めて、このままにしておこうかな。

さて、今回もブラジル出張のお話。

実は今回の出張で一番、気がかりだったのがロストバゲッジだった。
というのも、合計9回も飛行機に乗るので
そのうち、一度くらいは荷物が迷子になっても
おかしくないと思ったからだ。

が、幸運なことに一度も私の荷物は迷子になることなく、
毎回ちゃんと、ターンテーブルに現れてくれた。
ディレイで乗り継ぎ便に間に合わず、
しかも当初、国際空港に到着するはずが、
次の代替便の都合で国内線の空港に到着してしまった時でさえ、
荷物は私の手元にちゃんと返ってきた。

が、ホテルには毎回のように何かしらの忘れ物をしてしまった。

なぜなら、私は旅先のホテルを
自分の部屋のようにしなければ、
落ち着かない変な性格をしているためだ。
つまり、持ってきた荷物たちを我が家にいるときと
ほぼ同じ場所、同じ状態でキレイに並べて置いておかないと落ち着かない。
スーツケースに入っている荷物を何から何まですべて
所定の位置にセッティングしなければ気が済まない変な癖があるのだ。

今回はほとんどのホテルを1泊前後で移動しているため、
使わない荷物までも移動のたびに出したり入れたりを繰り返していた。
しかも、毎回、朝が早く、少々、寝ぼけ眼で荷造りをするものだから
洗顔料や歯磨き粉などをちょこちょこ、ホテルのバスルームに忘れてきてしまった。

が、旅の終盤に痛い忘れ物をしてしまう。
お気に入りのジャケットを空港のコーヒーショップに置き忘れてしまった。
気がついたのは飛行機に乗って、今まさに離陸しようとしていたとき。

一瞬の間にいろんなことが頭を駆けめぐった。

あのジャケットは確か、tagamanに買ってもらったもので
私には到底買う気になれない、かなり高価なものだったな、とか。
客室乗務員に「忘れ物したから、飛行機止めてください」って言ったら
どんな顔されるかな。でも、日本語通じないな、とか。
ブラジルのことだから後から問い合わせても、絶対出てこないだろうな、とか。
で、今頃は「ちょっと早いクリスマスプレゼント」とかなんとか言って
拾った私のジャケットを喜んで着てるブラジル人がいるんだろうな、とか。
でも、あれ皮だから相当暑いだろうな。汗かきながら、それでも我慢して着るのかな、とか。
他の同行者にジャケット忘れたって言ったら、きっと、みんな慰めてくれるんだろうな。
でも、大げさに慰められればられるほど、ショックって大きくなるんだよな、とか。
だから、みんなには内緒にしておこうかな、とか。
それより何より、日本に着いてから、ジャケットがないと寒いよな、とか。

もう、いろんなことが頭の中をぐるんぐるん駆けめぐって
最後には、ジャケットなんか最初からなかったことにしようと、現実逃避をする始末。
が、飛行機の中は予想通り、ガンガンに冷房がきいていて、寒い寒い。
「こんなとき、あのジャケットがあれば・・・」と
忘れようにも忘れさせてくれない状況だ。

結局、飛行機から降りてすぐ、空港に問い合わせてもらったが
ジャケットは出てくることはなく、
みんなに慰められた私は、どよ〜んとした気持ちのまま、残りの行程を消化していった。

が、実は同行者の一人である取引先の社長は
私を上回るおっちょこちょいで
いたるところでジャケットを忘れていた。
昼食で入ったレストランで、前の日に泊まったホテルのクローゼットで
訪問先の企業のロビーで、大学の研究室でと、
忘れ物大王とはまさに彼のための称号だ。

ところが、なぜか彼のジャケットだけは必ず、彼の手元に戻ってくる。
忘れた場所が良かったのか、それとも彼の人徳なのか。
忘れても忘れても、そのジャケットは持ち主の元にちゃんと返ってくるのだ。
そういえば、その社長とは以前にも忘れ物の話題になったとき、
こんな話を聞いたことがあった。

彼がゴルフの練習場に行ったとき
腕時計をその場に忘れて帰ってしまったそうだ。
で、その社長ものんきな人ですっかり時計のことなど忘れて
一週間ほどが経ってはじめて、時計がないことに気がついたと言う。
しかも、その時計は300万円もする超高級時計。
が、一週間前のことなのですぐには練習場のことなど思いつかず
心当たりをしらみつぶしに探して、やっとのことで
「もしかしたら」と、その練習場に電話をしてみた。

すると、なんと、その時計はちゃんと保管され、
その社長のことを待っていた。
感激した社長は拾って保管してくれていた練習場のスタッフに
ポンと3万円を謝礼として渡したということだった。

この時計の話や今回のジャケットのことなどから考えるに
この社長が一代で会社を大きくしてきた秘密がなんとなくわかってきた気がした。

「成功の裏に、努力以上の強運あり」

その点、ジャケットの戻ってこない私は
地道に努力するしかないのね、と
心の底からさみしい気持ちになってしまった。

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【2005/12/21 13:02】 | カジノ以外の海外旅行 | トラックバック(0) | コメント(2) |
イグアス国立公園で思うこと
さて、ブラジル出張の続きを。

前にも書いたように、今回の出張は過酷を極めた旅となったが
その中の数少ない観光タイムがイグアス国立公園で過ごした2日間だった。

宿泊ホテルはトロピカル・ダス・カタラタスホテル&リゾート。
国立公園内にある唯一のリゾートホテルで
ピンクの外観が愛らしいコロニアル調のなかなか味わいのあるホテル。
2階からはイグアスの滝が一望でき、
ブラジル側の遊歩道はこのホテルの前からはじまる、観光には最適なホテルだ。

DSCF2977.jpg


DSCF2982.jpg


今回、私たちはアルゼンチン側とブラジル側の両方から
イグアスの滝をたっぷり見てまわる予定にしていた。
で、まず1日めはアルゼンチン側の国立公園へ入っていく。
私たちはブラジル側のホテルに宿泊しているので、
当然、アルゼンチン側へ行くには国境を超えなければならない。
が、通常のイミグレのような個々への質問等は一切なく、
ガイドがまとめて、パスポートを渡して、スタンプを押して終了。

アルゼンチン側の国立公園内はかわいい電車に揺られて
滝の近くまで移動。
その後、これでもかこれでもかというくらい
滝、滝、滝、そしてまた滝を見学してまわる。
というのも、イグアス国立公園の中には
大小合わせて200前後の滝があり、
最大高低差はなんと80メートル。
ナイアガラの滝、ビクトリアの滝とともに世界三大瀑布と称され
世界遺産にも登録されている。

DSCF3014.jpg


が、ここイグアス国立公園でも自然破壊は確実に進んでおり、
かつては、「花嫁のベール」と呼ばれるほど
清らかで澄んだ流れだった滝が、
今では上流での伐採が進み、赤土が滝へと流れ込み
その土砂で水が赤く染まってしまっているのだ。
ある人は、その様子を見て
「森林の血」が流れ込んでいるようだと称した。

それもそのはず、滝の周辺で森林が残っているのは
イグアス国立公園内だけで
周辺はほぼ伐採が完了し、農地などになっている。
しかも、未だに密猟や盗伐が後を絶たず、
公園内の自然さえも今もまだ、危険にさらされているのだ。

DSCF3021.jpg

↑飛行機からの写真からも周辺の伐採状況がわかる


また、2日めにはブラジル側の滝を見てまわったのだが、
明らかにアルゼンチン側とブラジル側では
観光客の数に差がある。
イグアス国立公園のうち、アルゼンチンが占めるのが80%で
ブラジルが占める割合はわずかに20%というのにだ。
これはアルゼンチンとブラジルとの間で生じている
イグアス国立公園に対するスタンスの違いに起因する部分が多い。

というのも、ブラジル側ではヘリコプターによる遊覧飛行を行っており、
これが観光の大きな目玉となっていて
遊覧飛行のあるブラジル側に観光客が集中する結果となった。

が、ヘリによる遊覧飛行は、自然景観を損なうだけでなく、
騒音による繁殖期の鳥類などに与える影響は非常に深刻だ。
で、アルゼンチン側ではこの遊覧飛行を禁止しているのだが、
ブラジル側では国際自然保護連合などの再三にわたる中止要請を無視し
今なお、ヘリ3台をひっきりなしに飛ばしている。
残念ながら、今回の出張でもヘリ遊覧が行程の中に組み込まれており、
私は事情を説明して、辞退したのだが、
他のメンバーからの賛同は得られず、
多くのその他の観光客と同じように遊覧飛行に興じていた。

DSCF3020.jpg

↑これら野鳥の生態系に暗い影を落とす遊覧飛行

さらには、同行者の一人は「滝のライトアップはないのですか?」という
耳を疑う質問をして、私を興ざめさせた。
なぜにライトアップにより生まれる自然への弊害を想像できないのか。
世界遺産とは観光目的に登録されるものではない。
ライトアップすると滝がもっと美しく見える、
というその想像力の貧困さには同じ日本人として悲しくなってしまう。
が、実はブラジル側に観光客をとられたアルゼンチンが
その対抗策として、ライトアップや観光ゴンドラの設置を考えていたという話もあり、
両国に対する根本的な意識には大した差はないのかもしれない。

そしてその一方で、公園内には密猟者に射殺された
ある保護管の追悼碑がひっそりと建っている。
かれら保護管は国立公園内の自然を守るために
まさに命がけで戦っているのだ。

イグアスの滝のすばらしさを見るだけでなく、
それを取り巻くさまざまな問題点や
自然を守るために命をかけている保護管たちの活動を知る
スタディツアーのようなものがあれば、
きっと、世界遺産の意義はもっと深まる気がする。


テーマ:雑感 - ジャンル:海外情報

【2005/12/19 18:04】 | カジノ以外の海外旅行 | トラックバック(0) | コメント(3) |
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プロフィール

  • Author:あけみん
  • 結婚後も、主婦らしいことは何もせず、仕事優先の毎日に少々お疲れ気味の私。気分転換は夫のtagamanと行くカジノ旅行。理想は月に1回の国外脱出です。

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